• GREETING

    ご挨拶

    ジェンダーの平等をなぜ行政や国、世界が求めるのでしょうか。それはジェンダー問題が人権問題であり、経済問題だからです。ジェンダーの平等は経済力が高まり、イノベーション力が高まるという報告がございます。しかし、日本にある一部の外資系企業のみで、ほとんどの企業が真剣に取り組んでいません。特にイノベーションが求められるスタートアップ業界や大手企業は企業戦略の中に「ジェンダーの平等」を取り入れる必要があります。

     

    職場内でのジェンダー平等が実現するには257年かかるとの報告がございます。これからの未来の組織づくりにジェンダー平等は必須の要素であり、それが求められた際、日本は世界で大きな遅れを取っています。

     

    代表は日本で問題視していない時期からジェンダー問題に真摯に向き合い研究を重ねてきました。性は時に評価を変え、収入を変え、能力に影響を与え、人の人生を変えてしまうほどの力を持ちます。ジェンダー平等は経済力が向上される国家問題でありながら、促進されないことは既存の社会構造と理解の不足が起因しております。昨今は性の多様性の理解が進んでいます。性の本質的な理解を行うには、多様性だけでなく、平等が実現して初めて誰もが働きやすい社会が実現されます。ジェンダー問題の解決へ向けて、日本のジェンダー平等社会の実現を目指します。

     

    2020年4月1日 松阪美歩

    創業の経緯

    会社員を経て20代半ばで起業。夢を膨らませて飛び込んだスタートアップ(起業)の世界はイメージと異なる不自由な世界でした。

    スタートアップ業界の性別割合は男性が95%以上。約2年半以上続く深刻なセクハラ、性加害、など嫌がらせに遭いました。約2年間起業家や投資家、VCを始め知人と誰とも連絡がつかなくなる、携帯電話を持てない生活を含め、生死を彷徨うような毎日を過ごしました。性的な加害を強要するようなコミュニケーションも業界としてあり、ひどく起業そのものに絶望をしたことを覚えています。(性的な嫌がらせというと異性に向けられるものと思いがちですが、実はジェンダー平等へ不安や焦り、怒りにより女性も一定の割合で起き、同性に対しても起きるものです)男性優位の社会構造、女性がリーダーになりにくいバイアスにまみれた環境、日本のジェンダーギャップの低さの表れを目の当たりにし、このまま起業家を目指すことは難しいと絶望をし打ちひしがれながら、協会を設立しました。

    起業家における#Me,Too は顕在化していませんが、声を挙げられない人が多いだけで、確実に問題は存在する。起業家が育たない国に未来はないと確信をし、同じような被害に遭う人が二度と出ないよう、起業家や個人事業主の声を取材し、インフルエンサーとして発信。

    個人単位でできる活動には限界があると感じ、社会的な変革を目指して2020年4月協会を設立。現在に至ります。

     

     

     

    私の夢は投資家になることです。

    本来、私は音声事業にて起業をする予定でした。何度も事業計画を書き、いざ起業をしようとした時、前述のジェンダーギャップ の壁にぶち当たり危機感を感じました。誰かがジェンダーギャップを改善しなければ日本の起業家に未来はない。起業家を増やすためにも良い環境を作るためにもジェンダー問題を避けては通れないと思い、当事業を創業しました。もし誰かがジェンダー平等に向けて本気で取り組み、起業家内のジェンダーギャップや広告やマーケティングのジェンダーギャップのために取り組んでいただけるのであれば、当協会の活動は不要です。当協会のような活動をする者がいなくなった時、真のジェンダー平等になったと言えます。そんな時代が来ることを私たちは望んでいます。

     

    ジェンダーによる不利益や差別が確実に「ある」のに「ない」、ジェンダー平等は女性だけが対象だと本気で思っている社会を変え、投資家として多くの起業家を支援したい。そのためにまずはジェンダー平等を実現しなければ、安心して起業できる(働ける)社会とは言えない。自身の経験から危機感を持って確信をし、まずはその土俵づくりを始めないとまたどこかで誰か起業を志した人間が同じ被害に遭ってしまう、、、それが当協会の活動の始まりです。本音を言えば、もともと起業をする予定で、事業計画書を何度も作成してきた事業が、これらジェンダーギャップの現れともいえる件で

    誰かがスタートアップ業界におけるジェンダーギャップを改善し、平等や多様性のための広告やマーケティングにおいて誰かが取り組んでくれれば、自分はその恩恵だけを受けてやりたい起業だけしていたい。今まで誰かが戦ってきたものの恩恵を受けてきたように、私も闘わずに与えられた環境でぬくぬくと生きていたい、やりたい起業だけしていたい。しかしそんな甘温いことを言っていられない程の危機的な状況に陥り、創業を決意しました。当協会のような活動の必要性がなくなった時、初めて世の中がジェンダー平等と言えるのでしょう。

     

    しかしそうも言っていられない程、スタートアップ業界や経営者業界のジェンダーギャップ問題は深刻でした。投資家やVCが開催する起業家向けイベントの登壇者は男性起業家のみ、セクハラが当たり前の世界※です。更に管理職になるには女性のみが研修を受ける必要がある、とする女性管理職研修は、むしろジェンダー平等を遠ざけるものと海外では報告があるものです。日本では圧倒的に性の知識が不足しています。

    ジェンダー平等の問題の本質は何なのか、何故誰もが真摯に向き合うべき問題なのか…それは社会問題であり経済問題でありながら時に生死に関係する人権問題だからです。それぞれの性を認め合う社会に一歩近づけるような事業を展開し、『誰しもが本来の能力を発揮ができる=働きやすい』社会への実現を切に願い、事業を展開します。

     

    ※参考 https://www.businessinsider.jp/post-202608

    EVOLUTION

    沿革

     

    ●2020年4月 一般社団法人パートナーシップ協会設立

    ●2021年4月 講演・セミナー事業を開始

    ●2021年7月 コンサルティング事業を開始

    ●2021年8月 企業の取り組みガイドラインの作成の開始

    ●2022年2月 ジェンダーハラスメントチェックテストの提供の開始

    ●2022年3月 ジェンダーハラスメントチェック e-ラーニング『Gender Campus』提供を開始

    ●2023年3月 内閣府 男女平等参画 政策提言の提出

     

    社会状況

    〇2016年男女の賃金格差 世界ワースト3位を記録

    〇2020年ジェンダーギャップ指数 世界121位、史上最低記録を更新

    〇2021年SDGS達成度でジェンダー平等が最低評価

     

     

     

     

     

     

     

    すべての投稿
    ×