
GREETING
ご挨拶
なぜ今、企業においてジェンダー平等やハラスメント対策が重要視されているのでしょうか。
それは、これらが単なる倫理や価値観の問題ではなく、「経営課題」そのものだからです。世界経済フォーラムをはじめとする国際機関は、ジェンダーギャップの解消が企業の生産性向上やイノベーション創出、さらには持続的な成長に寄与することを明確に示しています。多様な人材が意思決定に関わる組織ほど、変化への対応力が高まり、競争優位性を確立しやすいというのは、もはや共通認識となりつつあります。
一方で、グローバルではハラスメントに関する規制が急速に強化されており、企業に求められる責任は年々重くなっています。ハラスメントは企業価値の毀損、ブランドリスク、人材流出に直結する重大なリスク要因であり、対応の遅れは経営リスクそのものです。しかし、日本においては一部の外資系企業を除き、多くの企業で取り組みが十分に浸透しているとは言えません。特に、成長や変革が求められるスタートアップや大企業においては、ジェンダー平等やDEIの視点を単なる施策ではなく、「経営戦略」として組み込むことが不可欠です。
「言うは易く行うは難し」という言葉の通り、方針や理念を掲げるだけでは、組織は変わりません。実効性のある制度設計、評価基準の見直し、そして現場での行動変容まで落とし込むことが求められます。
現状のペースでは、職場におけるジェンダー平等の実現にはなお長い年月を要するとされています。この事実は、企業にとって「取り組むかどうか」ではなく、「いつ、どのように実行するか」が問われている段階にあることを示しています。
私たちは、性別格差やハラスメントが、評価・報酬・キャリア形成に影響を及ぼす現実に早くから向き合ってまいりました。これらの課題は、個人の問題ではなく、組織の生産性や意思決定の質、ひいては企業価値そのものに影響を与えます。
また、ハラスメントは一部の個人の問題として処理されがちですが、実際には組織文化や構造に起因するケースも多く、再発防止には全社的な一人一人の取り組みが不可欠です。
こうした背景を踏まえると、ジェンダー平等やハラスメント対策は「コスト」ではなく、「投資」です。人的資本の価値を最大化し、持続的な成長を実現するための基盤であるといえます。「百見は一行に如かず」。重要なのは、実際の行動です。小さな取り組みの積み重ねが、組織の文化を変え、結果として企業の競争力を高めていきます。
誰もが公正に評価され、安心して能力を発揮できる環境を整えることは、企業にとっての責務であると同時に、大きな成長機会でもあります。私たちは、DEIおよびハラスメント対策の実践的な支援を通じて、企業の持続的成長と価値向上に貢献してまいります。
松阪美穂

EVOLUTION
沿革
●2020年4月 一般社団法人パートナーシップ協会設立
●2021年4月 講演・セミナー事業を開始
●2021年7月 コンサルティング事業を開始
●2021年8月 企業の取り組みガイドラインの作成の開始
●2022年2月 ジェンダーハラスメントチェックテストの提供の開始
●2022年3月 ジェンダーハラスメントチェック e-ラーニング『Gender Campus』提供を開始
●2023年3月 内閣府 男女平等参画 政策提言の提出
●2024年10月 起業家ジェンダーギャップ解消当事者団体Tomorrow(任意団体)の設立
社会状況
〇2016年男女の賃金格差 世界ワースト3位を記録
〇2020年ジェンダーギャップ指数 世界121位、史上最低記録を更新
〇2021年SDGS達成度でジェンダー平等が最低評価
○2023年ジェンダーギャップ指数 世界125位 最低記録を更新


